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かなり低評価ですが、私は敢えて高評価を献上させて頂きます。まずイーライロスは、ホラー(スプラッター)の特徴を完全に知り尽くしています。私の意見ですが、ホラーとはコメディと紙一重の存在であります。「13日の金曜日」であれ「悪魔のいけにえ」であれ、見方によっては「恐さ」が「笑い」に昇華させるジャンルであります。ちなみに私は「リング」にて、貞子がテレビから出てくるシーンで爆笑してしまいました。
イーライは「どうせ真面目にホラー撮っても笑う奴は居る。ホラー撮ったのに笑われるの癪だなぁ」と思ったのではないでしょうか。そこでイーライは「キャビンフィーバーはコメディを前面に押し出そうか」と捻くれた気持ちで撮ったのではないかと思うのです。しかし、彼は間違いなく天才かと。変化球は何一つ投げられないけど、ストレートは170キロ出せちゃう天才。「キャビンフィーバー」はストレートしか投げられない天才が、無理してカーブを投げてみた作品なのです。超ド真ん中を投げたであろう次回作、「HOSTEL」でイーライロスの天才ぶりが存分に味わえると確信しています。 【AMX004】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-03-01 08:19:34)
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