Menu
 > 作品
 > オ行
 > 男はつらいよ 翔んでる寅次郎
 > ピヤクトさんのレビュー
男はつらいよ 翔んでる寅次郎 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 翔んでる寅次郎
製作国
上映時間107分
劇場公開日 1979-08-04
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 これは、名作だと思う。マドンナは桃井かおり、しずちゃんに似ている天然キャラの彼女が、映画の役柄そのまま、結婚式から逃げ出したり、はたまたその相手と寄りを戻してしまったりと、不思議系天然さで、観客をほのぼのとさせてくれる。渥美清本人の年齢も高くなったせいで、このころからは寅さんはマドンナに恋愛対象として見られなくなってきている。そして、本人の意図とは裏腹に彼女や彼の恋のお手伝いを結果としてしていることとなり、寅さんの性格に皆引き込まれるのである。
歌詞にもあるように、もともと寅さんの役柄は各地に女を作り、喧嘩っ早く定職につかずにふらふらしているヤクザな男だったと思う。それが俳優渥美清の性格もあってか、どんどん変化してきた。自分の好意を寄せているマドンナに何か別の男の影が出てくれば、いつも決まって現実逃避して旅に出てしまった寅さんが今回は家族の説得もあったが、家にとどまり仲人を引き受けたのは変化の一つだ。
 今では珍しくないが、簡単に結婚を決めてしまう風潮に一石を投げかける作品。何が結婚にとって大切なのかを問う形になっている、布施明演じた新郎が忍耐強く優しく彼女を見守り、いつものように寅屋の家族が暖かく守ってくれる。もちろん、ズボンも脱げ落ちた場面など絶妙の笑いがところどころにあり、笑いと感動の作品に仕上がっている。
ピヤクトさん [インターネット(字幕)] 7点(2006-10-27 02:50:40)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 5.81点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
213.70%
313.70%
4311.11%
5622.22%
6829.63%
7311.11%
8414.81%
913.70%
1000.00%
作品の標準偏差 1.61
このレビューの偏差値 54.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
男はつらいよ 翔んでる寅次郎のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS