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問題はメグ・ライアンというミスキャスト。彼女にはラブロマンスのイメージが強すぎる。もっと無色の女優を配していたら、それだけで映画は別の見え方をしたんじゃないかと思うと残念だ。この物語はまったくもってラブロマンス物ではないのだから。
焦点は人質と交渉人。このふたりの男は、形は違えど自分の仕事に命を懸けている。家族を犠牲にするほどに仕事人間。そんな不器用な男ふたりを描こうとしているのに、四六時中メグ・ライアンがうろちょろしてラッセル・クロウと観客を愛らしい仕草で誘惑しまくる。なぜアナタはいつもノーブラなんだ。袖から手首を出しなさい。彼女の誘惑に打ち勝つことができたなら、この作品はなかなかにシブイ男のカッコイイアクション映画として観ることができるだろう。 【337】さん 8点(2004-01-10 16:12:13)
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