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《ネタバレ》 たまにはこんな映画があって欲しい。まさしくそんな映画。
英国首相がヒュー・グラント!?初っ端のこの配役が笑わせてくれて、いい具合に 肩の力を抜き取ってくれる。登場人物が多いので顔は覚えられないかもしれないけど、 物語は頭に入ってくるので混乱せずに見れる。みんな誰かを愛していて、 ちょっとした困難を抱えていて、だからこそ頑張っている。なんか頑張っちゃうのって いいよね、そんな気分にさせてくれる作品。アメリカに行けばモテる!と 根拠のない期待を持って旅立つイギリス青年の話は「真夜中のカーボーイ」を 連想させた。バーカウンターでアメリカ女性3人に言い寄られるシーンは あまりにも出来すぎていて美人局と思ってしまうが、青年はまんまと彼女を作って 帰国する。このエピソードが映画の最終的なカラーを決定していると思う。 時には信じて突っ走れ、その先には幸せがあるんだよ、この映画は8割くらい本気で 背中を押してくれる。ラストに集められた抱擁シーンは「ニューシネマパラダイス」 を思い起こさせて、幸せな気分に拍車をかける。1回しかない人生、ブレーキばかり 踏んでいたって面白くない、ちょっとくらい能天気にいってみよう! でも友人や家族は大切にしてください、そんなメッセージもしっかり忘れずに含めて くれているあたりが、この作品の優しいところですね。 【337】さん 9点(2004-06-23 06:24:19)(良:5票)
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