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鳥(1963) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鳥(1963)
製作国
上映時間120分
劇場公開日 1963-07-05
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,パニックもの,動物もの,小説の映画化
レビュー情報
衛星放送で何度目かの『鳥』を観た。今回ようやくにしてこの映画の意味がわかった。断言して言う、これはヒチコックによる、あるタイプの女に対する復讐の映画である。主人公の女は、自分勝手で高慢ちきな美人、つまり容姿が美しいだけで嫌な女だ。この女に懸想する男も、色好みの軽い男にすぎない。ヒチコックは、このようなタイプの女を、鳥を使ってこれでもかといじめてみせる。陰険そうな姑は、意味深ぶったたんなる付け足しの道具立てにすぎない。町全体が鳥の被害に遭うのは、このような女が一人やってくるだけで町が嫌な雰囲気に一変し、攻撃性を増すといいたいのだ。これはヒチコックの、あるタイプの女への憎悪と復讐の映画である。嘘だと思われるなら、そういう眼で一度この映画をご覧あれ。
goroさん 9点(2004-01-22 21:20:27)(良:4票)
その他情報
作品のレビュー数 210件
作品の平均点 6.27点
作品の点数分布
000.00%
120.95%
241.90%
362.86%
4178.10%
53114.76%
64621.90%
76129.05%
82712.86%
9146.67%
1020.95%
作品の標準偏差 1.66
このレビューの偏差値 59.91
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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