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乾いた花 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 乾いた花
製作国
上映時間96分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ヤクザ・マフィア,小説の映画化
レビュー情報
これは「任侠映画」というより「ヤクザ映画」、いや、この冷めたかっこよさは、むしろ「フィルム・ノワール」。親分子分の内実を冷ややかに描いたところは、『仁義なき戦い』が1973年だから、それに先立つこと約10年。「実録もの」ではないが、そこは後に東京都知事になる作家の原作だけに、哲学的といってもいいような味わいを漂わす。それにつけても、池辺良のかっこよさと、加賀まりこの小悪魔ぶりといったらない。また、東野英治郎と宮口精二という名優による親分二人が、高級レストランでスープをともに下品に飲みながら、「マナーが違うぜ」と注意したりするシーンは傑作だった。それから、親分の歯医者通いシーンは、そうか、これが北野武『アウトレイジ』の元ネタのひとつなんだな、と気づく。
goroさん [DVD(邦画)] 9点(2012-03-07 02:40:44)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.25点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 61.28
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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