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ホームドラマを得意とした老舗、松竹が、柄にもなく時代に乗せられてつくっちまった怪獣映画。たしかに「場違い」もはなはだしい。しかし、いずみたくのお気楽な音楽といい、深刻さに欠けた緊張感のなさ、どこかちゃちな特撮は、松竹ブランドと言えるところ。そんなわけで、これは断然レアものだ。くわえて「この手のマニア」のはしくれであるかもしれん私にとっては、嬉し懐かし、「おもひで映画館」もの。なので、最低7点は与えておかなければならぬ。そしてこれと比べてみれば、東宝怪獣映画群の、あの本多猪四郎の誠実一路の演出、あの伊福部明の音楽のどす黒い暗さが、よけい引き立ってみえてくるだろう。
【goro】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-01 03:22:25)(良:1票)
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