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《ネタバレ》 これまで見た映画の中で私のベスト3に入ります。天才音楽家の頭の中ってこういうふうになってるんだぁと感心した。考えて作るのではなく、彼の頭の中ではすでにすべてがあって、それを発するだけなのだ。夏目漱石の「夢十夜」(だったかな?)の中で天才的彫刻家は木像を作るのではなく、木の中に埋まっている像を掘り出すようなものだというような表現があった。たぶんアマデウスのような天才も同じなんだと思う。サリエリは彼の才能を敬い、また嫉妬したけれど、その才能を聞き分けることのできる耳を神からさずかったことにも苦しんだ。思うに当時アマデウスの才能をきちんと評価できていなかった人が多い中で、サリエリは聞き分ける才能をもっていたのだから、彼もある意味での天才だと思うんだけど。本人はそれを良しとしなかったわけよね。
【yukaori】さん 10点(2003-12-08 20:20:13)
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