Menu
 > 作品
 > ム行
 > 息子の部屋
 > ひのとさんのレビュー
息子の部屋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 息子の部屋
製作国伊,仏
上映時間99分
劇場公開日 2002-01-19
ジャンルドラマ
レビュー情報
例えば感動的な映画を観て、例えば学校の卒業式で、例えば近しかった誰かの葬式で、みんなが泣いている中、1人泣いていない人がいる。そういう時にその人を指して、「どうして泣かないの、何て冷たい人」と平気で言える短絡的な人間を、私は全面的に信用しない。私は、あまりにも近しい人が突然亡くなった時、極限の悲しみと絶望の中、涙1つ零さなかった人を知っている。後にも先にも私は、あんなに壮絶な悲哀と絶望を見たことがない。この作品は、よくある泣きの描写を強制的に見せ付けて涙を誘う、観る側を受動一本姿勢に追い込む、あざとい作品ではない。観る側が賢くなり、能動的に行間を読み取るべき作品。行間を読み取れた時、そこには強烈な感動がある。いい作品ですよ。リアルです。非常に。本当は私は、こういう映画をもっと観たいのです。
ひのとさん 9点(2004-02-20 23:17:47)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 114件
作品の平均点 5.96点
作品の点数分布
021.75%
110.88%
265.26%
343.51%
497.89%
52421.05%
62320.18%
71714.91%
81311.40%
91210.53%
1032.63%
作品の標準偏差 2.12
このレビューの偏差値 56.73
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
息子の部屋のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS