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人生は四十二から のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 人生は四十二から
製作国
上映時間90分
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画
レビュー情報
邦題にだまされた。自分が四十二になったから観てみたのだが、原題は全然違うではないか。爆笑場面はないものの、古きよきアメリカの良さが窺えるクスクス笑えるコメディ。出だしの場面がパリで、洗練されたパリ市民のなかで浮きまくる田舎者丸出しのアメリカ人観光客、といった風情の絵が続くので、何の予備知識もない私は最初、これは絶対にヨーロッパ映画だと思い込んでいた。アメリカ映画というと、よくも悪くもアメリカ的価値観を正面から押し付けてくるものが多いが、これは、階級制度の国イギリスの召使の主人公が、主人が賭けに負けたという理由でアメリカに渡り、自国とアメリカを比べながら、アメリカの良さを発見するというストーリー。なかなか客観的な比較で、当時のアメリカの余裕を感じる。ジョプリンのラグタイムが使われていたり、メリーゴーラウンドで中年の男が遊ぶシーンがあったりして、詐欺師もの映画が好きな方はハッとするかもしれない。リンカーンのゲティスバーグの演説の中身をめぐる伝言ゲームならぬ質問ゲームのシーンはえもいわれぬ可笑しさがあった。
南浦和で笑う三波さん 7点(2004-09-19 10:10:57)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 7.75点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.30
このレビューの偏差値 45.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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