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戦場にかける橋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦場にかける橋
製作国英,米
上映時間155分
劇場公開日 1957-12-25
ジャンルドラマ,アドベンチャー,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
 最後の見せ場のシーンは英軍の特殊部隊のゴールと収容所捕虜
のゴールが通信手段がないためすりあわせができず衝突をしてい
たために起きた皮肉な結果を描いている。これは戦争の愚かさを
あぶりだしたともいえるが、もっと大きなものを暗示しているの
ではないかと思う。軍隊の本質は官僚制だということを思い起こ
せば、同様な総合調整が効いていないゴールの衝突による非効率、悲劇は今の日本のあちこちで散見されることに気がつく。すなわち、1957年の時点で現在の官僚制の問題点を示唆していたというのがこの映画の現代的解釈だと私は考える。もちろん、橋の納期という弱みを持つ収容所長とプリンシプルしか武器がない英軍大佐とのブラフ合戦、会議で示された英軍側の橋梁建築カウンタープロポーザルの圧倒的な説得力、なぜかひとりだけ現地にいて英軍兵士との態度の違いを際立たせながらユニークな働きをした米軍兵士、戦時国際法の原則で突っ張っていた英軍大佐がなぜか妥協して士官肉体労働どころか傷病兵の投入まで行う心の変化など、何も考えずに観てもみどころがいっぱいの戦争娯楽映画であったことはいうまでもない。
南浦和で笑う三波さん 8点(2004-02-03 00:19:48)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 145件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
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62617.93%
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83826.21%
91611.03%
10128.28%
作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 53.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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