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喫茶店の出前の突飛な注文品、途中で鳴る携帯電話、鼻血、発言時の帽子、上着のボタン付けなど、本筋の展開に関係ない余計なギャグが前半にやや多いのが難点に感じた。せっかく、陪審制度が日本にあったら、という秀逸な設定を着想したのだから、事件に関係した議論だけでもっとスピーディに進めていくほうが良かったと思う。もうひとつ難をいえば、日本語(特に共通語)での大声の出し合いがどうも苦手。もう少し、耳障りでない、それこそ優しい声で議論が進み、笑いを取って欲しかった。仮に脚本が井上ひさしだったら、興奮してくると方言丸出しの議論になり、もっと潤いのある怒鳴り合いがみられたのになどとおせっかいな想像がはたらく私は不幸者かもしれない。ただ、ピアノのBGMの挿入は絶妙だった。
【南浦和で笑う三波】さん 6点(2004-04-23 13:25:24)
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