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スミス都へ行く のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スミス都へ行く
製作国
上映時間129分
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,政治もの
レビュー情報
《ネタバレ》 「駅馬車」とこの映画は、同じ製作年だが、どちらのほうが先にできたのだろう。というのは、この映画で重要な場面は必ず駅馬車のテーマ曲が挿入されているのが面白く感じられたから。地元からワシントンへ向うで列車の中でペイン議員とスミス議員がサシでスミスの父親の思い出を語り合う場面(ここでの会話内容がラストに効いてくる)と、それまでスミスのことを"Senator"としか呼んでいなかった秘書が「ジェフ」とファーストネームで呼んで励ます山の上の場面の2つで同曲がバックに流れている。さて、秘書とスミス議員は男と女の関係になったのだろうか。「一杯ひっかけたいな」「そうこなくっちゃ」という会話の後、秘書の家へ向うところでシーンは切れ、議場の場面へ転換し、具体的なシーンはない。だが、議場でスミスが長い時間ずっと立ちっぱなしで頑張れたのは、原理原則や信念の力だけではなく、秘書の家で、何かいままで経験したことがない、とってもいいことがあったのが原動力になっていて、それが隠されたテーマのような気がしてしかたがないのだがどうであろうか。ところで、スミスという名は米国ではとても人数の多い名前らしいが、主人公の名前がスミスでなければならない必然性はなさそうだ。むしろ、必然性があるのは黒幕のテイラーで、彼の名前がテイラーでないと、世論操作を秘書と新聞記者が気がついた場面の会話の「つくられた世論だ」「テイラーメイドだ」という爆笑モノの駄洒落につながらないのである。なかなか苦労のあとがみえるコメディの脚本といえるが、田舎者が急に政治首都に出てきたことのおかしさを伝える場面にやや難があったと思う。
南浦和で笑う三波さん 7点(2004-11-06 20:12:07)
その他情報
作品のレビュー数 88件
作品の平均点 7.74点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 46.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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