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とにかく悔しい。今日まで日本人として生まれたことを良かったと思ってきたが、この映画だけはイギリス人として観たかった。共同記者会見の場面の「やってくれたぜ、プライム・ミニスター」感などはどうしたってイギリス人のほうが入りこめる場面。というわけでこれは国粋ラブコメ映画(こんな言葉あるのか?)の大傑作。乳首が映ったとかどうとかで大騒ぎしている子供の国とは俺たちは全然格が違うのだよ、とでもいいたげなのがビンビン伝わってきて可笑しい。普通、ラブコメというのは、観る人の境遇を選ぶものが多いが、これについては、今、自分がハッピーであろうとなかろうと、とにかく一人は感情移入できる人物が登場するつくりになっているのがうまい。外国の女に求婚するのは、現地の言葉を習得してからというのも、米国人に対する皮肉になっているような気がした。ビデオになったらじっくりと再見したい。
【南浦和で笑う三波】さん 10点(2004-03-01 17:17:27)
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