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一対一の対決というと、自分の頭の中の参照標準は、潜水艦対駆逐艦か、殺し屋対刑事の映画ということになる。それら二作品は、対決する二人の狐と狸の化かしあいに妙味があり、二人が実際に顔を合わせたら終わりとなる。この作品は、化かしあいの面白さはさることながら、対決する二人が顔を合わせても終わりにならないところが最大の魅力である。特にデ・ニーロ演じる犯人役が、ここまでだったらまだ警察は手を出してこないはず、と間合いを見切っていて全然びくびくしたところがない不敵なところが素晴らしい。アル・パチーノが海の近くで「奴らが何を見ていたのか」わかったという場面では、観ている自分もまんまと騙されたのが快感だった。
【南浦和で笑う三波】さん 8点(2004-09-25 10:00:01)
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