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魔女の宅急便(1989) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 魔女の宅急便(1989)
製作国
上映時間103分
劇場公開日 1989-07-29
ジャンルドラマ,ファンタジー,アニメ,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 素直な作品だった。そして、その素直さがよかった。これと比べてみると、最近の宮崎映画は要素が多すぎて、かえって印象が散漫になっていると感じる。本作では、たとえば、キキが飛ぶところなども、「ヒュー」とかいった擬音はいっさい用いられておらず、無音。ただ、すぅーと空に浮かび上がり、飛ぶだけ。それに象徴される全編を通じての飾り気のなさが好感を呼ぶ。  物語面でも、一度張った伏線は、あとあとちゃんと受けられ、しっかりとつくられていた(それに対して、「千と千尋」なんかでは、カオナシの思わせぶりな登場で伏線張られまくった挙句、結局、あのような描かれ方とはのけぞった)。「成長」というテーマに沿って、ケレンミなく、適度な起伏を持ちながらストーリーが展開する。そして、ひとしきりの山場を超えてラスト。無駄な、あるいは無意味なキャラクターもなかったところもよかった(やはり、「千と千尋」では無意味なキャラがいっぱいいたと思う)。  宮崎映画の“古きよき時代”の一作として評価したい。とともに、本作以降、凋落していったのが残念である。
delft-Qさん 8点(2004-07-07 22:15:21)
その他情報
作品のレビュー数 389件
作品の平均点 7.71点
作品の点数分布
000.00%
120.51%
210.26%
351.29%
4112.83%
5133.34%
64611.83%
77419.02%
810025.71%
99123.39%
104611.83%
作品の標準偏差 1.65
このレビューの偏差値 51.05
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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