Menu
 > 作品
 > ホ行
 > ポセイドン(2006)
 > まぶぜたろうさんのレビュー
ポセイドン(2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ポセイドン(2006)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 2006-06-03
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,アドベンチャー,パニックもの,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
「船はひっくり返ると沈没する」その一言で人々が行動する。ジョシュ・ルーカスの人となりを殆ど説明しない。パーティー会場に残った人々の死を、黒人船長と女性シンガーの抱擁いっぱつでさくっと見せる。リチャード・ドレイファスの自責の念をジョシュ・ルーカスが彼の肩に手をおく、その1カットで表現する。■下手をうてば、なんじゃこりゃの世界なのだが、ペーターゼンは簡潔に、しかし的確に人々の感情やらなんやらを捉える。「人間ドラマが希薄」のように見えるが、この物語を説得力を持って観せ続ける上で必要最低限の「人間ドラマ」で勝負し、それに成功したと思うのだがどうか。いらんツボは押さえん、利くツボだけを押すのだ、と。■そして「水」のもつ閉塞感がいい。ひっくり返るまでのゴージャス感がいい。船内のぐちゃぐちゃな美術はさすがハリウッドの底力、いい仕事してる。妙に70年代っぽい匂いのする撮影もいい。前作の持っている重みや映画としての格上感はさすがに全然ないのだが、実に面白いウエルメイドな一作でした。正直、監督の腕前だけでいうならロナルド・ニームよりペーターゼンの方が全然いいんじゃないの?
まぶぜたろうさん [映画館(字幕)] 10点(2006-06-06 19:27:10)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 149件
作品の平均点 5.87点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
232.01%
374.70%
485.37%
53724.83%
64731.54%
73221.48%
8128.05%
910.67%
1021.34%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 70.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ポセイドン(2006)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS