Menu
 > 作品
 > ト行
 > 時をかける少女(2006)
 > コダマさんのレビュー
時をかける少女(2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 時をかける少女(2006)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 2006-07-15
ジャンルSF,ラブストーリー,アニメ,青春もの,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
この映画を見てない人に説明するときに、「女子高生がタイムリープしちゃう話」と
どうしても言ってしまうのだけど、よく考えると、タイムリープはどちらかというとどうでもいい要素だと思った。
この話におけるタイムリープは、高校三年生の夏の、入道雲や、中庭の木漏れ日や、教室の机の擦れる音や、むせ返るような運動場の匂いや、告白できなかった思い出や、野球のボールがグローブに入る感触なんかを思い出すための舞台装置に過ぎない。それらは、僕らが失ってしまって、もう二度と手に入ることのない、永遠に届かないところにある思い出で、だからこそ心の奥に大切にしまってある思い出である。この映画は、そんな夏の思い出を、ひと時だけ思い出させてくれる。それはとても懐かしく、心地よいことだけど、同時にどこかちくりと痛い。戻れない痛みと、淡い後悔の痛み。
主人公は劇中、気持ちいいほどずっと駆けている。確かにあの頃は今よりずっと駆けていたような気がする。
コダマさん [映画館(字幕)] 8点(2006-11-19 01:05:12)(良:7票)
その他情報
作品のレビュー数 271件
作品の平均点 7.24点
作品の点数分布
000.00%
110.37%
220.74%
331.11%
4145.17%
52810.33%
63111.44%
76624.35%
85620.66%
94315.87%
10279.96%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 52.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
時をかける少女(2006)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS