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《ネタバレ》 門番のふたり。娘。殿様。家老。脇を固める役者がみなとてもうまく、いい味をだしている。松っちゃんは、今回の映画ではじめて役者を信用し、助けられはじめたと思う。映画は総合力だと思うので、とてもいい傾向だと感じた。大枠のアイデアもすばらしい。松っちゃんの才能がうまく使える構造をみつけたと思った。テンポもよかった。でも、残念ながらシナリオには釈然としない部分がやはりけっこうあった。父親を見捨てたり反発したりするのは、もうちょっと歳が上の娘なんじゃないかなぁ。違和感。大がかりなセットも、たかが罪人のために誰がどうやって作ったのか。期待した野見さんの素人感もあんまり効いてない。あと、最後、切腹しなくてもいいんじゃないかとか、歌わなくてもいいんじゃないかとか。つめが甘い印象がありました。ただ、すごく好きなシーンもあって、さや侍と娘がはじめて手をつなぐシーンはよかった。子役の女の子がすごくいい笑顔。嬉しくてたまらないといった様子で、見ていて心があたたかくなった。こういう絵がとれるんだから、松っちゃんは一回ギャグ忘れてみるのもいいんじゃないかと。
【コダマ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-19 03:17:05)(良:1票)
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