タイトル名	アラバマ物語
製作国	米
上映時間	129分
劇場公開日	1963-06-08
ジャンル	ドラマ,法廷もの,モノクロ映画,小説の映画化

後半の理不尽な法廷闘争もさることながら、とにかく前半の子どもたちのイキイキした姿がいい。特に中盤、ストーリー的にはどうでもいいシーンですが、一年後の夏にディルが再訪し、壮大すぎる自慢話をまくし立てたときのスカウトの表情がたまりません。こういう憎々しい顔を浮かべられること自体、子どもの特権でしょう。オトナがやると、どんな場面でも角が立ちますから。
考えてみれば、ちょうどこのシーンを境にして法廷闘争に突入していきます。そこで描かれるのは、まさにオトナの世界。このコントラストが、物語に深みを持たせているのかもしれません。
ただし、ブーの素性や心情がいま一つよくわからない。全編にわたってリアリティに溢れているのに、ブー関連だけ浮いた感じ。ここだけちょっと残念かな。

作品のレビュー数	99件
作品の平均点	7.74点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 1 1.01％ 2 0 0.00％ 3 1 1.01％ 4 0 0.00％ 5 6 6.06％ 6 12 12.12％ 7 23 23.23％ 8 21 21.21％ 9 19 19.19％ 10 16 16.16％
作品の標準偏差	1.67
このレビューの偏差値	50.94 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値