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飢餓海峡 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 飢餓海峡
製作国
上映時間183分
劇場公開日 1965-01-15
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 タイトルのイメージから、格差だ貧困だ今こそ共産主義だ的な説教臭い作品ならイヤだなと思っていたのですが、さにあらず。最初から最後まで重厚でサスペンスなエンターテイメントでした。
とにかく、1つ1つのシーンやセリフにまったくムダがない感じがいい。すべて有機的に絡み合い、重みがあり、リアリティもあって、結末までグイグイ引っ張ってくれます。特に、何を考えているかよくわからない三國連太郎と、正義感溢れる高倉健のやりとりには迫力があります。
プロット的には「砂の器」とよく似ていますが、かの作では加害者の父親役だった加藤嘉が、本作では被害者の父親役。こういう枯れた老人役で、右に出る人はいないんじゃないでしょうか。今ならMr.オクレくらいかなと。
ただし、肝心の「飢餓」の意味が今ひとつよくわからない。貧しいといえば日本人全員が貧しかったわけで。三國連太郎の生い立ちもセリフだけで済まされたので、「それがとうした」という感じ。このあたりが、「砂の器」とちょっと違うところです。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2020-06-02 02:00:42)
その他情報
作品のレビュー数 76件
作品の平均点 7.64点
作品の点数分布
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61317.11%
71823.68%
81722.37%
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1056.58%
作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 57.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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