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人並みに「映画好き」を自称してきましたが、こんなすばらしい作品を知りませんでした。自らの不明を深く恥じ入るばかりです。主役3人のキャラ設定、呆れるほどの反社会性、ほどよいスリル感、スティングのテーマ曲、そして何より、三者三様のたまらない孤独感と全体に流れる寂寥感。何もかも完璧です。
本筋からはややズレますが、妙にツボにハマったのが、前半でジャン・レノが一人、ほとんど客のいない映画館で笑うシーン。アイロンがけや牛乳買いや観葉植物の手入れや銃の掃除は彼にとって日常でしょうが、映画だけはちょっと違います。いったいどんな思いで喜劇映画を選んだのか、そんな想像を巡らすだけで泣けてきます。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-07-27 23:43:38)
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