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アンダーグラウンド(1995) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アンダーグラウンド(1995)
製作国仏,独,ハンガリー,ユーゴ
上映時間171分
劇場公開日 1996-04-20
ジャンルドラマ,コメディ,戦争もの,政治もの,歴史もの,ロマンス,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
冒頭のブラスバンドが奏でる音楽に猛烈な違和感。民族音楽がベースなのかどうかは知りませんが、騒々しい中に一抹の物悲しさもあって、とにかく聞き覚えのなさに驚き。これが文化的齟齬というものかもしれませんが、個人的にはずっと聞いていたいとか、もう一度聞いてみたいという類ではないですねぇ。
で、その違和感がストーリー全編にわたって持続します。荒唐無稽なコメディと戦争・内戦の史実が交錯するわけで、いったどんな感情で見ればいいのか、どこへ連れて行かれるのか不安な気分にさせられます。口当たりは甘いがズシンと重いセルビアワインでも飲んでいる感じ(実際の味は知りませんが)。そして結局、〝現世〟ではないラストシーンにはいろいろな意味が込められているようですが、今ひとつ掴むことができず。やはり違和感だけが残りました。
もっとも、この違和感は当然かなという気がします。1つの連邦国家が、1人の天才政治家の死とともに四散するばかりか殺し合うなどという状況は、私のような平和ボケにはとうてい理解できないので。わかったようなフリをするより、この世にはわからないことがあると謙虚になったほうが道を間違わないかなと。
ただ唯一、ツボだったのはドイツ人将校・将校役の「フランツ」。1本の作品で何回殺されるんだと。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-15 02:57:52)
その他情報
作品のレビュー数 67件
作品の平均点 7.43点
作品の点数分布
011.49%
122.99%
211.49%
322.99%
457.46%
534.48%
6913.43%
768.96%
868.96%
91116.42%
102131.34%
作品の標準偏差 2.65
このレビューの偏差値 47.96
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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