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1は、アンチメルヘン、アンチディズニーのテイストたっぷりで、毒があり、ディズニーの存在を相対化する力のある作品だった。結末もブラックユーモアが効いていて、美男美女がめでたしめでたしに終わる凡百の映画を吹っ飛ばしていた。
だから2にも期待していたんだが・・・。これでもかと映画のパロディーで笑わせてくれたものの、アンチヒーローも妙に優等生になってしまい、続編の限界を感じさせてくれたところが残念。結婚して守りに入ってしまう男じゃ妙に道徳的でおもしろくない。1のブラックな笑いを2では否定しているのはなぜ。明らかにコンセプトが変質してしまっている。予想以上の前作ヒットを受けて、2は、より健康的なドタバタコメディーで笑わせようと、登場人物と同じく守りに入ってしまったのだろう。 大人向きに1を作ったが、思いもかけずファミリーに受けてしまったので、今度は少し教育的に作りました、と言うわけか。 【momonga】さん 6点(2005-02-27 00:54:57)
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