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ジーン・ケリーのダンスシーンは既に有名だけど、コンビを組んだドナルド・オコナーに大感激した。ダンサー、ジャグラー、パントマイマー、そしてコメディアンとして一流ではないか。彼の動きは衝撃的でさえあり、最上級のエンターテイナーに出会えた嬉しさがあった。2人のタップのシンクロには見事すぎて言葉が出ない。ミュージカルは大好きなのに、この作品を後回しにしていたことを後悔。サイレントからトーキーへの過渡期の苦労がユーモアとペーソスたっぷりに描かれ、ハリウッドの草創期を支えた先人たちへの思いやりに満ちている。社長もドン側をサポートしてくれるのが嬉しい。全体が優しさに包まれ、何とも良心的で、ミュージカルの教科書のようだ。やっぱり、ハリウッドとブロードウェイを持つ国は違う。
【やすたろ】さん 9点(2004-11-17 18:56:02)(良:1票)
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