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砂の器 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 砂の器
製作国
上映時間143分
劇場公開日 1974-10-19
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,刑事もの,音楽もの,小説の映画化
レビュー情報
松本清張の原作の持つ薄暗さを損なうことなく、音楽との相乗効果もあって重厚なまでに仕上がっている。重く心に響く。そう遠くない過去(昭和の初め頃)に、現実としてあった残酷な差別をまざまざと突きつけられ、如何ともしがたい気持ちに追い詰められるのだ。社会が成熟した現在では「差別はいけない」と言うのは簡単だが、当時に置き換えて考えると果たして自分の行動に自信がなくなる。幸せの中に隠れた過去の闇を浮き彫りにさせる手法は清張の十八番だが、回想シーンに出てくる加藤嘉さんの演技で作品に凄い説得力が生まれている。
やすたろさん 8点(2004-02-28 23:58:14)
その他情報
作品のレビュー数 199件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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110.50%
221.01%
331.51%
473.52%
5126.03%
62613.07%
72814.07%
84120.60%
94522.61%
103417.09%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 50.92
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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