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ナイロビの蜂 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ナイロビの蜂
製作国英,独
上映時間128分
劇場公開日 2006-05-13
ジャンルドラマ,サスペンス,ラブストーリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 見終わって、率直な感想は、「こりゃ、すごい映画だ」ということ。私は完全に打ちのめされました。上映時間2時間ちょっとの間、ずっとボディブローを食らい続け、最後にアッパーカットをもらったかの感触です。映画全体では社会派でありながら、こんなにもロマンティックな映画は、見たことがありません。R・ワイズが追っていた事件の真相が気になりつつ、R・ファインズが妻の深い愛に気付く過程が、とても良く描かれています。"とても良く描かれている"なんて陳腐な言葉しか思い浮かばない、自分の語彙のなさに呆れてしまいます。それ程良くできています。妻を殺した犯人を突き止めるべく、同じ道筋をたどって行くにつれ、いかに愛されていたか、いかに愛していたのか、主人公は思い知るのです。事件の謎を解くサスペンスとしても、一級品だと思います。割と簡単に謎が解けてしまう、とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、この映画はこれでいいのだと思います。主人公が解く謎は、製薬会社がらみの事件と、妻の愛情が確かなものだったのかという、2つあるからです。ビデオムービーのようにカメラを使い、ドキュメンタリータッチで撮影された映像が、事件の緊迫感と、亡き妻の思い出の深さを強調してくれます。本作のグレードから考えれば、オスカーの作品賞候補になってもおかしくないと思いました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-05 21:24:38)
その他情報
作品のレビュー数 92件
作品の平均点 6.23点
作品の点数分布
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211.09%
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62426.09%
72122.83%
899.78%
977.61%
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 62.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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