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《ネタバレ》 公開初日に鑑賞。奥さんに先立たれた頑固保守ジジイが、近所に引っ越してきた東洋系移民との付き合いの中で、生きるとは何か、死ぬとは何かを悟っていく映画。グラントリノというのは、フォードという車会社の70年代の高級車のことで、このジジイが大切にしている車のこと。
ジジイは朝鮮戦争から生還した元兵隊で、戦争で沢山人を殺した記憶が焦げ付いて離れないでいる。それゆえのラスト、ジジイの丸腰の決断が勇敢。報復の連鎖を、自らの体をもって断ち切るジジイの姿を、夜の街頭によって照らし出す。エンディングの「グラントリノの歌」が泣ける。早い段階で警察を呼んでおけばああいう結末にはならなかっただろうな、残念。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-05-03 13:39:36)
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