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《ネタバレ》 広末に魅力を感じない。それよりも、ちょいちょい登場する女性達のほうが魅力的。まあ確かに地味な女性という役柄ではあるものの、はっとするような色気というか、『おくりびと』の奥さんのような、実家に帰られたら死にたくなるような女には見えなかった。そんな広末に惚れる立場の香川照之ってのも、おまえが広末と結婚かよって首を傾げてしまう。
そんな香川はさすが役者!この前テレビで市川中車襲名披露口上を見たが、歌舞伎の伝統的口上でさえしれっとやってのけられるくらい上手な役者だなあと感じたものだ。堺雅人はいつも以上にあの顔の皺に頼っていた。 内田作品の醍醐味は、なんといっても巧妙に仕組まれた脚本だろう。序盤まき散らした写真が、ラストのきっかけになるとか、車の警告音が胸キュンの音に重ねられていくとか、とにかく巧妙。 これはまるでピタゴラ装置を見ているときのような、神々しささえ感じる。どうやって考えればこんな台本が考えつくのだろう。制作過程を見てみたい。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-11 18:41:59)
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