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アクト・オブ・キリング のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アクト・オブ・キリング
製作国デンマーク,ノルウェー,英
上映時間121分
劇場公開日 2014-04-12
ジャンルドキュメンタリー
レビュー情報
《ネタバレ》 アンワルは、最後嘔吐する。しかしアンワル以外にも虐殺した英雄たちは登場していて、彼らは結局、この映画ではなんの悔悟もないまま逆ギレどころか本気で正しいことをしたんだみたいな感じで終わっている。彼らを嘔吐させることはできなかった。
なお、現在もインドネシアには民兵組織「パンチャシュラ青年団」てのがあって、この集団はいまだに共産主義者殲滅を叫んでいる。殲滅の根拠は当時と変わらず「共産主義者は残虐だから」である。現代のはなしであることにぞっとする。こいつらまたやらかすんじゃないか。

そもそも、「人が人を殺す様子を再現した映画」にこんなにも群がり連日満員御礼となる我々だって同じだ。
虐殺を追体験したいんだ。ヒットすればするほど、それが正しいことになる。もっとヒットして、ランキング1位になって、王様のブランチでリリ子が嬉々として紹介するといいさ。

ラストのアンワル、嘔吐するが、あれは演技なのかもしれない。階段を上がっていく時なんかも、カメラはきちんと構図を考えていて、つまり「これから階段を上がるシーンを撮ります。よーい、はい!」って言ってアンワルは上がり始めているに違いない。つまりこの階段を上がる様子は、演技なんだ。そうやって上がってきた屋上で、おええええーってやられても、なんだか演技臭さがすこーしあった。ちょっとばかし盛ってない?って思った。それでも十分見ごたえある”演技”だったから、映画としては成功だ。
no_the_warさん [映画館(字幕)] 9点(2014-04-20 23:49:24)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.31点
作品の点数分布
017.69%
100.00%
200.00%
300.00%
417.69%
517.69%
6215.38%
7430.77%
8323.08%
917.69%
1000.00%
作品の標準偏差 2.23
このレビューの偏差値 55.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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