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《ネタバレ》 人間が感じる恐怖感というのは身を低くして構えて地に足さえついていればなんとか防げるもんじゃないかと思います。しかしこの場合、ご存知のように深い深い海の真ん中なのであって、地に足さえつけない しかも足元見えない踏ん張れない しかし足元には確実に何かいるだろ それってまさかウソだろサメじゃないよな的な恐怖感。しかし周りをいくら見廻そうが だだっ広い海と空しか見えない、それに何もしてくれない雲がぽっかり浮かんでいるだけ じっとこのままプッカリ浮かんでいる事しかできない そして来るか来ないかもわからない助けをひたすら待つしかないのか しかし、そうのん気な事を言ってられないんだよな 喉はカラカラに渇いてしまったし空腹だし寒気も襲って来たし、そんな事の原因から唯一の相棒ともついつい口喧嘩になってしまったし、ほ~ら そうこうしてるうちにやっぱり奴らは人喰いザメだ どうも足をかじられてしまったみたいだ ほ~ら だから言わんこっちゃないだろ もしかしてもう足は食い千切られてしまって付いて無いんじゃないか?なんか足の感覚無くなってきたし でも、それでも尚ひたすら助けを待つしかないのか もう時間だけ過ぎていく事のほうが実は恐怖感なんだよな って的な絶望感。 恐怖感と絶望感がビシバシと伝わってきてしまったこの作品。そしてカメラワークはいつも水面ギリギリ、ただひたすら水面ギリギリ映し出されているだけで 後半あんまり映像的な変化ってないんですが、是非ともスクリーンで観ておきましょうってお奨めできる作品です。私は好きですこーゆーの。ただし疑問点をあげるなら、別に実話って事は認めてあげてもいいのですが、では一体誰の証言をもとに再現されたのでしょう それが甚だ疑問なのだ そこが納得出来ない。 だで残念ながらマイナス1点、だで9点。
【3737】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-02 23:57:16)(良:2票)
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