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ロスト・イン・トランスレーション のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロスト・イン・トランスレーション
製作国米,日
上映時間102分
劇場公開日 2004-04-17
ジャンルドラマ,コメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 結構期待していったんですが、さらっとしたラブストーリーで、感動するまでには行かなかった。ただ、良かった点もいくつか。見慣れた新宿や渋谷の街が何だか遠い別の街のように少しだけ見えたこと。経験ありませんか? 学校の帰りに少し回り道して帰ると、「あれっ? こんな所にこんなものあったかな?」という視点(というか視界というか光景というか)に気が付くこと。家のすぐ近くにいるのに、遠くに来ているような錯覚に陥ること。誰だったか、有名な哲学者の言葉で、正確には覚えていないのですが、「哲学とは『見慣れたものを見慣れないものに』『見慣れないものを見慣れたものに』する作業だ」てな趣旨の言葉を思い出しました。この映画を見ると、少しだけそういう感覚が味わえるかもしれません。そこに入り込めると、見知らぬ土地で、ふとすれ違っただけのような、それでいて忘れられない、胸の奥の方が少し痛くなった(ずっと昔の)異性との出会いを思い出すかもしれません。新宿の夕暮れの人混みの中を小柄なスカーレット・ヨハンソンが去っていくシーン見ていて、そんな気持ちを思い出しました。私は言われているほど、演出上の必要性を越えてまで、日本人を変に描いているように思えなかった。それと、最後までビル・マーレィとヨハンソンが肉体関係にならないのも良かったです。しかし、スカーレット・ヨハンソンってまだ20歳そこそこなんですね。とてもそんな風に見えない。
しまうまさん 6点(2004-05-24 01:39:48)
その他情報
作品のレビュー数 194件
作品の平均点 5.79点
作品の点数分布
031.55%
152.58%
273.61%
3157.73%
4199.79%
52311.86%
64724.23%
73518.04%
82110.82%
9168.25%
1031.55%
作品の標準偏差 2.13
このレビューの偏差値 50.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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