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《ネタバレ》 ウィリアム・ウォレスについては全く知らなかったが、中々面白かった。
老獪で恐しきエドワード1世、緊迫したシーンにアクセントを添えるスティーヴン等、登場キャラクターが良い味を出している。特に気に入ったのはロバート親子だ。深謀遠慮なリアリストである父親と、理想と実利の間で苦悩する息子が実に人間臭くて魅力的だった。 戦闘シーンも迫力がありつつ毎回展開が違って飽きさせない。レイプや拷問のシーンを凄惨に描かなかったのも正解に思う。作品として描きたい部分ではないだろうし。 しかし一つだけ気に入らないシーンがある。それはウォレスとイザベラ王女のラブロマンスだ。シナリオ的に不要であるどころか、ウォレスが戦うきっかけになった「妻を殺された事への復讐」に影を落とす。史実とも矛盾しているそうだし、尺的にも不要だ。これが無ければもう1点高く出来ていた。 【alian】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-12-16 01:52:10)
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