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全然期待してなかったのだが、楽しい映画だ。吹き替え版で観たのがよかったのかも知れない。三銃士とダルタニアンの「気持ちの良い男達」ぶりと活躍を、こなれた演出でテンポ良く見せる。というか原作の面白さを殺さなかったのが巧い。あの難しい役にディカプリオは?だけれども。レビューを見ると、ディカプリオを差し置いてオジサマ連が多くの女性ファン?を獲得しているのも当然と思うが、彼らを「カッコいい!」と思う気持ちは、男性でも同じなのではあるまいか。まさに「我らはひとつ!」。嗚呼、銃士隊。突然だが、あなたは誰が好きですか?忠誠を貫く誠実なダルタニアン?知的で敬虔なアラミス?陽気で力持ち、かつ女好きのポルトス?みんな魅力的ですよね。でもね、私はアトスが好きなんです。地味だが男気のある、息子を失った悲しみに耐える優しいアトスが。思えば私は幼少の頃からバイプレーヤー好き。ゴレンジャーで言えばミドレンジャー、ガンダムで言えばランバ・ラルを愛してきた。そんなひねくれ者も、彼の涙に思わず涙。あれは反則だと言いたい。
【veryautumn】さん 7点(2003-12-30 22:26:57)(良:1票)
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