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ダーク・ボガードのオロオロした演技が、三国連太郎化した藤田敏八風でくさい。また、美少年に惹かれてうなされているのかと思いきや、突然フロントに、何か流行り病でもあるのではと気にしてみたり、とにかく集中力を欠く印象が強い。最後になんとか見せ場があるのが救いだ。マーラーの音楽が、主人公の滑稽さを引きたて、その滑稽さが逆に哀れみを感じさせ、マーラーがさらにその哀れみを増幅させるという、不思議な感覚のラストが面白い。
【神谷玄次郎】さん 5点(2004-04-01 20:45:13)
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