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アラビアのロレンス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アラビアのロレンス
製作国
上映時間216分
劇場公開日 1963-02-14
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,戦争もの,政治もの,歴史もの,実話もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
圧倒的な映像は後世に残るべき美しさだと思う。ロレンスの描写については実在の人物というだけあって、ただの判官びいきにたよった英雄として描くのではなく、人間として生きていく仮定での様々な懊悩が差し込まれていて見ごたえがある。ピーター・オトゥール、アンソニー・クインの演技も見事だが、特に目を引いたのはオマー・シャリフ演ずるアリの潔さだ。砂漠の主のように現れ、神がかったロレンスに次第に惹かれていく。そして再び失望のうちに砂漠に戻っていく・・・。話が進むにつれて、我々も彼に対して愛情を持つようになる。名誉と物欲一筋のアウダと、ナルチシズムに酔うロレンスとの間にあって、実質上彼らの統率を取っていたのは彼である。最後にこの機軸が崩れ去るときのシーンは、哀愁がにじみ出るようで、忘れられない。
神谷玄次郎さん 9点(2004-02-28 21:14:28)
その他情報
作品のレビュー数 133件
作品の平均点 7.95点
作品の点数分布
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110.75%
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321.50%
443.01%
596.77%
6107.52%
72518.80%
81612.03%
93425.56%
103224.06%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 52.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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