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ベン・ハー(1959) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ベン・ハー(1959)
製作国
上映時間212分
劇場公開日 1960-04-01
ジャンルアクション,ドラマ,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
何の予備知識もなく見たところ、有名な競争シーンだけで盛り上がる映画ではないことがわかり安心した反面、逆の意味でそのほうがよかったのかもと感じてしまったのは不思議。おそらくその後の家族との再会に対する苦悩、文字通りライバルがつぶやく「決着はついていない」話のくだりに、前半ほどのパワーが感じられなかったことが原因だろう。最終的には物語のパワーをすべてキリストがさらっていってしまい、主人公は単なる一市民に埋没しているところも、最後にもの足りなさを感じさせる。人間の内部に渦巻く友情や愛情に対する苦悩、煩悩というものを推進力としてこの映画は展開していくべきだったと私は思う。そうであるなら、信仰に目覚める最後の最後まで、人間を主人公として見せてほしかった。しかしこの時代にこれだけの映像を作り出したことは、やはり特筆に値するものだと思う。チャールトン・ヘストンも、英雄として裸を見せるだけでなく、それぞれのアップのシーンでは表情を使い分け、実に細かい演技だったと思う。
神谷玄次郎さん 8点(2004-02-17 23:14:16)
その他情報
作品のレビュー数 190件
作品の平均点 8.01点
作品の点数分布
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231.58%
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6157.89%
73116.32%
84423.16%
94021.05%
104322.63%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 49.98
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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