Menu
 > 作品
 > ミ行
 > 未来を花束にして
 > ムーンナイトロンリーさんのレビュー
未来を花束にして のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 未来を花束にして
製作国
上映時間106分
劇場公開日 2017-01-27
ジャンルドラマ,政治もの,歴史もの
レビュー情報
「気分屋で心の平静を欠く女性には政治判断は向かない」
冒頭のひと言を聞いただけで、怒りで全身が硬直するだろう。
男がむやみに近づいてくる、体を触る、聞こえよがしの発言をする、
これがなにを意味するか、嫌でも分かるだろう。
男は、肉体の圧倒的な差をもって暴力を行使し、また生活に対する無能をさらけ出し、
なお「立場が上」として振る舞う。
いや、彼らは「立場が上」という自覚すらしていない。
差別が、社会の構造の中に入ってしまっているから、
彼らは自らが差別しているなどとは毛ほども思っていない。

自覚のない連中になにを言っても無駄だ。実力行使という手段もあったのだ。
目の前のつまらない生活を守るために、黙ってあきらめて唾棄するだけの自分を恥じた。
この作品を観て得たものを無駄にしたくない。

【日本で女性に参政権が付与されたのは1945年】
ムーンナイトロンリーさん [映画館(字幕)] 10点(2017-04-03 00:07:41)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 6.56点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5333.33%
6222.22%
7222.22%
8111.11%
900.00%
10111.11%
作品の標準偏差 1.57
このレビューの偏差値 63.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
未来を花束にしてのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS