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菊次郎の夏 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 菊次郎の夏
製作国
上映時間121分
劇場公開日 1999-06-05
ジャンルドラマ,コメディ,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 確かに「バカヤロー」がやたら多い。口癖でもあり、照れ隠し的に使われるので、まねしたくなる衝動を抑えられなくなるじゃないか、バカヤロー。すみません、ついつられて。たけし監督の映画は、日本映画にありがちなしっとり感が無く、外国映画の乾いた感覚がする。外国で好評なのは、日本的なところが評価されているからなのではなく、彼らの感覚に近いからなのかもしれない。この作品でも正男役の少年は演技らしい演技をしないように見える。が、そこが監督の演出のねらいであるふしを感じる。日本的な親子関係の絆や感情の表現を避け、軍団のバカなギャグまで使い、淡々とした雰囲気の中に誰もが目にしている日常の風景のロードムービーにしてしまっている。だからこそ、最後の菊次郎と正男の心のふれあいには、無理の無い満たされた暖かさを感じてしまう。いかん、思い出したら、つい涙が出てきたじゃないか、バカヤロー。
パセリセージさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-17 22:05:12)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 177件
作品の平均点 6.34点
作品の点数分布
010.56%
163.39%
242.26%
3116.21%
4116.21%
52312.99%
62614.69%
73117.51%
84022.60%
9169.04%
1084.52%
作品の標準偏差 2.20
このレビューの偏差値 53.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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