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才能はあっても売れない役者が、起死回生の一発勝負に出て、成功したものの引くに引けなくなりといった、ドタバタコメディー。笑わせて、しんみりさせて、監督自身の名演もあって、なかなかの出来です。女だと思ったひとが男だったら、だまされたとか嘘をつかれたといった次元の問題ではなく、前は存在していた人間がいなくなるような感覚なんでしょうね。人にたいする思いや印象を作っていく土台が性別で、会話やつきあいにより評価が積み重なっていくのに、土台が急になくなるようなものなのでしょう。たしかに、突然、妻がかつらを取り「私は男」と言ったら...。とりあえず、家を出よう。
【パセリセージ】さん 7点(2004-02-20 21:36:46)
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