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妻よ薔薇のやうに のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 妻よ薔薇のやうに
製作国
上映時間74分
劇場公開日 1935-08-15
ジャンルドラマ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
これは名作ですねえ。女性の細やかな心理が見事に表現されている。何不自由ないOLの日常から、母のために妾のもとの父を訪ね、その家族に同情しつつも、やはり家族を第一に考えてと、揺れ動く主人公の心情が、彼女とかかわる脇役達との会話や表情を通して、すーと心に入ってくるのだ。しかも悲壮感や暗さが全くない。昭和10年頃という時代は、戦争、軍国主義、不況などと、暗いイメージしかないけれど、これは戦後に作られた間違った決め付けなのかもしれない。こんなに人々が生き生きとして、精神的に豊な時代だったとは。もしかしたら、昭和10年代って、日本人が今よりずっと輝いていた時代なのかも知れない。
パセリセージさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-09-12 23:56:48)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 62.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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