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《ネタバレ》 ほのぼのとした雰囲気の中にちょっと変わった人々が描かれる。でもそれがリアリティーや親近感を生むという、ラッセ・ハルストレム監督の真髄がよく分かる1本だと思いました。実際、世の中みんなどこか変だったりするわけで。シッカンは殺されたのだと知ったときのイングマルの、“僕が殺したんじゃないって伝えたかった”というセリフには泣かされました。シッカンの死は、“大人の事情”で仕方の無いものだったのかもしれない。でも、せめてスプートニクのライカ犬のように愛情を感じずに死んで欲しくはなかった、ということでしょうか。誰の愛にも触れず死んでいくことの残酷さを述べたマザー・テレサの言葉を思い出しました。
【nothing-to-lose】さん 7点(2004-03-04 09:43:17)
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