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ロスト・イン・トランスレーション のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロスト・イン・トランスレーション
製作国米,日
上映時間102分
劇場公開日 2004-04-17
ジャンルドラマ,コメディ,ロマンス
レビュー情報
ドナルド・リッチーが、日本はアイデンティティーを模索するのに良い場所である、みたいなことをどこかで書いていたが、日本が順応しにくい国であるとすると確かにそうなのだろうな、と思う。本作におけるボブとシャーロットも、日本という異国で自分自身と向き合うことになる。そして孤独を心に秘める者同士、お互いを愛すでもなく、その孤独を癒しあうでもなく、ただ惹かれあう。そうした微妙な心理を映像や音楽で伝えるのは確かにうまいが、しかし本作の描く日本人像は意図的過ぎると僕は感じる。確かに“ある光景”ではあるかもしれないが、閉鎖的でオタク的な部分、側面のクローズアップは不快であった。更に言えば、ジョンやケリーのアメリカ人像もオーバー過ぎるだけで全然笑えない。日本人らしさとアメリカ人らしさの狭間で揺れる2人の姿を浮き彫りにしたかったのだろうが。日本のお笑いがくだらなさを強調して出てくるが、本作の笑い、例えばボブの部屋に来る女などは同じくらいくだらないと思ってしまった。締め方は天才的!だと思うけど。
nothing-to-loseさん 6点(2004-08-18 03:38:46)
その他情報
作品のレビュー数 194件
作品の平均点 5.79点
作品の点数分布
031.55%
152.58%
273.61%
3157.73%
4199.79%
52311.86%
64724.23%
73518.04%
82110.82%
9178.76%
1021.03%
作品の標準偏差 2.12
このレビューの偏差値 50.47
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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