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小学生の頃何回か見たが、戦争中だというのにバレーボールなぞをしている場面、最後に武器を持たない彼女たちが機関銃で無造作に撃ち殺される場面が強く印象に残っている。.....大人になってから、沖縄の「ひめゆりの塔」に行ったとき、ひめゆり部隊の生き残りだという老婦人が観光客相手に当時の様子を語っていた。部隊の最後は機関銃で殺されたのではないそうで、洞窟に潜んでいるところを毒ガス攻撃にあってやられたのだという。彼女はとっさに、布きれにおしっこをかけて濡らし、それを口と鼻にあてがったそうだ。同じようにした者たちだけが助かったのだという。今井も水木もちゃんと取材をしたとすれば、こうした事実を知らなかったわけではあるまい。が、何に遠慮したものか。こうして歴史は少しずつ変質していくのかもしれない。
【駆けてゆく雲】さん 6点(2004-03-30 22:13:03)(良:1票)
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