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夜よ、こんにちは のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夜よ、こんにちは
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2006-04-29
ジャンルドラマ,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 実際にあったイタリア首相誘拐事件を元にした映画。極左組織の娘キアラが、アイデンティティをグラグラさせ、涙して迷う姿が非常に美しい。その思想のため、革新の春を迎えるため自己を抑えて兵士となった若い彼女が、学校の先生のように思慮深い初老のモロの姿を目にし、彼の言葉を聞き視点がどんどん変化していく。人間の本来あるべき暖かみある姿が胸に迫る。ひとつの思想に頑なに突き動かされる同士達、黒魔術紛いの人捜しをするイタリア政府の無責任な面々の中で、彼女の迷いだけが誠実なものに見える。彼女の夢とは別に、不条理で重々しい結末(すなわち現実)が観賞後重くのしかかり、「それは正義なのか、暴挙なのか」という監督の問いかけもまた重く残る。秀作。
のはらさん [DVD(字幕)] 9点(2007-04-22 02:18:47)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 6.25点
作品の点数分布
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2216.67%
318.33%
418.33%
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6216.67%
700.00%
8325.00%
9216.67%
1018.33%
作品の標準偏差 2.74
このレビューの偏差値 53.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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