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赤い靴(1948) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 赤い靴(1948)
製作国
上映時間136分
劇場公開日 1950-03-01
ジャンルドラマ,音楽もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 1900年代初頭に華々しい活動を行ったバレエ団、バレエ・リュスがモデルとなっている(振付師役は実際にバレエ・リュスで活躍したマシーン氏)。主人公ヴィッキーの栄華と最期には、自らの心とバレエ団オーナーとの狭間で揺れて心を壊した天才ニジンスキーの影を重ねずにはいられない。「赤い靴」の舞台で、くるくると絶え間なく回り小刻みにステップを踏む彼女の姿はある種機械的で、何かに取り憑かれたのよう。「踊るため」に存在するはずだった彼女が、踊り以外のものに心を捧げたことで崩壊してしまうラスト、レルモントフの叫びがキリキリと痛いほど耳に響く。一昔前の作品ゆえの普遍的な美しさと、モイラ・シアラーの鮮やかな足裁きをデジタルで再現してくれたスコセッシに感謝。
のはらさん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-11 17:04:14)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 7.61点
作品の点数分布
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113.23%
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526.45%
639.68%
7825.81%
8516.13%
9929.03%
1039.68%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 48.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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