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マン・オン・ザ・ムーン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マン・オン・ザ・ムーン
製作国米,英,独,日
上映時間119分
劇場公開日 2000-06-10
ジャンルドラマ,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 参った。大泣きである。一人のコメディアンの生涯をたどった映画。なのに笑いがいっぱいというわけでは無く、むしろ静かなたたずまいを保っている。アンディは何から何まで計算ずくで自らのエンターテイメントを創り上げていく。笑わせるよりは驚かせている印象が強かったけれど…。私生活までも人を食うような態度をとり、全ての出来事からヒントを得ようとする。始めのうちは素のアンディその人がなかなか見えてこない。だから彼がガールフレンドにプロポーズをしたあたりから涙が出てきた。センシティブな彼に触れ、なぜか泣けてきた。ラストに近づくにつれだんだん解ってくる。奇をてらったコントで人の気を惹き、心を捉える。ステージの後大勢の客にクッキーを振る舞う。やり方は変わっているが、彼の「人への愛」の表現。やることは人の気分を害していたかもしれないが、彼は人を愛し人の心のそばにいたくて仕方がないのだ。葬儀で流れるフィルムにその気持ちは溢れ、変わった芸人のひどく素直な愛のかたちに泣けて仕方がない。包容力あるコートニー・ラブと役者ジム・キャリーの好演、常に温かさを感じる監督の演出に、たった一人でスタンディング・オベーションを送った。
のはらさん 10点(2004-08-08 09:13:18)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 104件
作品の平均点 6.35点
作品の点数分布
000.00%
121.92%
210.96%
343.85%
498.65%
51312.50%
62826.92%
71716.35%
81918.27%
965.77%
1054.81%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 60.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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