Menu
 > 作品
 > ア行
 > あしたのジョー(2010)
 > kainyさんのレビュー
あしたのジョー(2010) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 あしたのジョー(2010)
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2011-02-11
ジャンルドラマ,スポーツもの,スポコンもの,青春もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ファーストシーンのジョーが泪橋を渡っていく場面で流れるアニメ版の主題歌(曲)の「ダダン~」を聞いただけで、不覚にも懐かしさ余って泣けてしまった。そうなんだよ。この物語の時代背景は平成の現代では駄目なんだ。日本がまだ貧しさを引き摺っていた高度成長期でないと(同じことはタイガーマスクにもいえる)。プロボクシングがスポーツだなんてきれいごとがまかり通る時代では、物語全体のニュアンスというか段平の「お前は堂々と泪橋を逆に渡って…」という台詞すらも理解されないように思う。映画自体は、山下がジョーの孤独な魂を、伊勢谷が力石のボクシングに魅入られた者の狂気を演じ、各々の驚異的な肉体改造の仕上がり具合とも相まって想像以上にいい出来だった。何よりジョーと力石が憎みあいつつも互いに高めあい「お互いを理解しているのは自分たちだけなんだ」というリスペクトが感じられたのはよかった。それだけに少し残念だったのは、少年院でジョーと力石が初めて対決した際に、ジャブだけがヒットし他のパンチが全く力石に通用しなかった時の力石の台詞「ど素人が」がなかったこと。これこそが「あしたのジョー」誕生の瞬間だったのに。
kainyさん [地上波(邦画)] 6点(2014-12-29 13:41:21)
その他情報
作品のレビュー数 44件
作品の平均点 5.43点
作品の点数分布
000.00%
112.27%
212.27%
300.00%
41022.73%
51125.00%
6613.64%
71534.09%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 52.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
あしたのジョー(2010)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS