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《ネタバレ》 時代に遅れてきたアウトローたちの哀しさを感じる映画です(日本でいうとすでに明治も終わり頃のはずです)。ならず者の最後を描いて、このエピソードの後日談的な「ワイルドバンチ」と表現方法が全然違うのも興味深いものがあります(ワイルドバンチはブッチとサンダンスが抜けた残党との説があります)。実際のブッチとサンダンスがこのような最後を迎えたのかはよくわかりませんが、少なくともあのような劇的な銃撃戦ではなかったことだけははっきりしています。1991年に科学者チームがブッチとサンダンスが埋葬されているといわれるボリビアのサン・ビセントの墓を掘り返してDNA鑑定をしましたが、結果は遺体は二人のものではなかったといいます。こんなことから、一説にはブッチ(あるいはサンダンスも)は生きていたという話があります。「ブッチたちは西部に戻り、別名で新しい暮らしを始めた(そのようなブッチの親族の証言があったらしい)」というものや、他には「後(映画のラストは1908年)の1921年に、ピンカートンは探偵の一人に『サンダンスは、銀行強盗でペルーの監獄にいるという噂を聞いたのが最後。ブッチはずっとサンダンスと一緒だったが、アルゼンチンに戻った(映画ではアメリカから直接ボリビアへ行っているが実際にはその前にアルゼンチンで暮らしている)らしい』と話している」というまことしやかな話まであるようです。真相は歴史の闇の中ですが、いずれにしても、ピンカートン探偵社が二人の捜索の中止を公表しなかったのは事実です。
【kainy】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-01-07 20:19:53)
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