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浮雲(1955) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 浮雲(1955)
製作国
上映時間124分
劇場公開日 1955-01-15
ジャンルドラマ,ラブストーリー,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ファーストシーンは、船から降りてきた大勢の群集の中から主人公ゆき子が姿を
現す所から始まる。そして、ゆき子は富岡の家をたずねるが、老齢の女性、中年
の女性と出てくるがなかなか富岡は出てこない。ゆき子が農林省の使いだと言う
とやっと富岡が出てくる。 いったいどういうことなんだ?訳がわからんと思っ
ていると、灼熱のインドシナでの二人の出会いのシーンが回想され、ファー
ストキスの場面まで行くと、重なるように現在の日本でのキスシーンに戻ってい
く。こうして、二人の関係の謎が明かされる。この後も、最後まで意味深で緊張
感に満ちたシーンが続くので、重苦しく暗いドラマにもかかわらず不思議と飽き
させない。説明的なシーンが少なく、そのときの状況や男女関係の心理模様をゆ
き子(高峰秀子)の顔の表情や目の動きが巧みに表している。音楽も、意味深で
印象深い効果を発揮している。サイコメロドラマ、あるいはサイコラブストーリー
と言えるような映画だった。
サラウンダーさん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-05 01:35:31)
その他情報
作品のレビュー数 55件
作品の平均点 7.40点
作品の点数分布
000.00%
111.82%
200.00%
300.00%
423.64%
559.09%
6610.91%
71221.82%
81527.27%
9712.73%
10712.73%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 51.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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